皆さん、こんにちは!
高崎市新町に近い玉村町にある個別指導学習塾桜花ゼミの櫻井です。
昨日、群馬県公立高校入試、各高校の志願倍率が発表されました。これが最初出てくるともう受験だな、という気持ちになります。
今年も、学習塾、群馬県入試に10年以上携わっているプロの目から見た倍率分析をしていきます。
詳細はこちらです。
令和7年 群馬県公立高校入試倍率
10月倍率はこの先12月、2月にかけて大きく変わる傾向にあるため、表には去年度2月、10月の倍率を出しています。
※あくまで個人的な推測も含みますので、その点のご理解をいただいたうえで参考にお願いいたします<(_ _)>
トップ校(前橋、前橋女子、高崎、高崎女子)
| トップ校 |
最新倍率(R7年 10月) |
去年度2月倍率 |
去年度10月倍率 |
| 前橋 |
1.06 |
1.14 |
1.14 |
| 前橋女子 |
1.06 |
1.24 |
1.30 |
| 高崎 |
1.31 |
1.34 |
1.30 |
| 高崎女子 |
1.05 |
1.16 |
1.15 |
昨年度に比べて高崎高校を除き、すべての高校で倍率が低くなっています。1.1倍を切っているとなると20人弱しか落ちない計算になります。(あまりにも学力が足りなければ定員内でも落ちますが・・)もちろん少子化の影響もありますが、男女別より共学のほうが人気が出ていることもあります。勉強できる層が決して少ないというわけではありません。後述しますが、高経附の倍率は例年より高いです。どのトップレベルの高校も勉強は大変で、公立トップ校の勉強は特に厳しく、共通テスト、一般受験で勝ち抜く力をつけてきた実績もありますが受験が総合型選抜をはじめ多様化してきて、ワンランクレベルを落として高校を選ぶ層が増えてきているのもまた事実です。
逆に言うとそれでもトップ校へ、という生徒が多いため、極端に合否ボーダーの偏差値が落ちることはないと思われます。以下、予想される合否ボーダー偏差値です。
| トップ校 |
予想合否ボーダー(偏差値) |
| 前橋 |
64 |
| 前橋女子 |
64 |
| 高崎 |
65 |
| 高崎女子 |
64 |
準トップ校(前橋南、高崎北、高経附、桐生)
| 準トップ校 |
最新倍率(R7年 10月) |
去年度2月倍率 |
去年度10月倍率 |
| 前橋南 |
1.32 |
1.02 |
1.36 |
| 高崎北 |
1.05 |
1.18 |
1.42 |
| 高崎経済大学附属 |
1.95 |
1.17 |
1.84 |
| 桐生 |
1.53 |
1.18 |
1.38 |
表のとおりの数字の変化になりますが、ここの層が最も大きく倍率が変動します。高崎東等、ワンランク下の高校に下げるパターンもありますが、評定をある程度持っていて私立の推薦単願に切り替える人も多く出てきます。農2や健大の大進、特進等選択の幅が広がりやすいためです。前橋南は去年度と同じ倍率ですが、最終的には1.1倍を切る程度に下がってくるため、このあたりは今年も変わらないと思います。高崎北はもともとがだいぶ低いため、このまま推移していくと思います。ただし、高経附と倍率の差が大きいため、高経附志願者が流れてくる可能性は十分ありますので今後の動向を注視したほうがいいです。推移高経附と桐生は若干去年度より高めなので、2月の倍率でも去年よりやや高めで落ち着くのではないかと思われます。おそらく1.20~1.25あたりで推移し、合否ボーダーも去年度より1程度上がると思われます。以下、予想する合否ボーダー偏差値です。
| 準トップ校 |
予想合否ボーダー(偏差値) |
| 前橋南 |
57 |
| 高崎北 |
60 |
| 高経附 |
64 |
| 桐生 |
63 |
中堅進学校、商業、工業(高崎東、伊勢崎、伊勢崎清明、前橋商業、高崎商業、高崎工業)
| 中堅高校 |
最新倍率(R7年 10月) |
去年度2月倍率 |
去年度10月倍率 |
| 前橋商業 |
1.36 |
1.16 |
1.33 |
| 高崎東 |
1.04 |
1.16 |
1.42 |
| 高崎工業(機械) |
1.65 |
1.25 |
2.28 |
| 高崎工業(情報技術) |
1.68 |
1.25 |
1.98 |
| 高崎工業(建築) |
1.80 |
1.38 |
1.80 |
| 高崎商業 |
1.23 |
1.28 |
1.33 |
| 伊勢崎 |
1.40 |
1.09 |
1.29 |
| 伊勢崎清明 |
1.34 |
1.08 |
1.46 |
異なる点のところからいくと、高崎東高校はだいぶ志願数を落としています。先述した高経附の倍率が高いことからワンランク落としてくる生徒も出てくると思います。おととしは受験が近づいて倍率が上がった経緯もありました。ただ、それでも最終倍率は1.1倍前後で推移すると思いますので、合否ボーダーはやや落ちると思われます。伊勢崎高校は逆にやや高めで桐生も高いため、そこそこ競争が激しくなりそうな予想はしています。
商業系の高校は横ばい、清明も大体例年通りな感じになりそうです。一見高いように見えますが、2月になったらやや下がるのと、基礎学力がしっかり身についていてケアレスミスを減らせれば十分合格圏内にいけますので、倍率に惑わされず努力して合格できるように頑張りましょう!以下、良そう合否ボーダーです。
| 中堅校 |
予想合否ボーダー(偏差値) |
| 前橋商業 |
51 |
| 高崎東 |
48 |
| 高崎工業(機械) |
51 |
| 高崎工業(情報技術) |
54 |
高崎工業(建築) |
51 |
高崎商業 |
48 |
伊勢崎 |
53 |
伊勢崎清明 |
48 |