皆さん、こんにちは
高崎市新町に近い玉村町にある個別指導学習塾桜花ゼミの櫻井です。
先日、今年の公立入試について、高校の倍率が出ました。
以下、県HPから出ているデータになります。
第１回群馬県公立高校入試進路希望調査結果倍率
去年と大幅に変わってる点は少なそうですが、若干の数字の差は出ています。
早速、群馬県入試に関わって１０年以上の自分の方から見た分析をお伝えさせていただき、少しでもお役に立てればと思います<(_ _)>
全体概要
全体的には例年とそう大きく倍率は変動していません。商業高校が前商、高商が高め、工業高校は機械科が圧倒的に高く出ています。
普通科高校も微差はありますが、倍率が跳ね上がっているところがありません。概ね、合否ボーダーは例年と変わらないでしょう。
個人的には太田高校の倍率が割れているのに驚きました。東毛地区トップの高校でも少子化の影響を受けているように感じます。
ただ、人気高校とそうでない高校の格差は大きいです。行きたい高校が人気であれば、しっかり学力をつけて試験に臨むようにしていきましょう！
トップ校(前橋、高崎、前橋女子、高崎女子)
前橋→1.14倍 去年度：1.31倍
高崎→1.30倍 去年度：1.30倍
前橋女子→1.30倍 去年度：1.26倍
高崎女子→1.15倍 去年度：1.24倍
去年との比較で言うと、前橋が倍率0.17ポイントダウン、高崎女子が0.09ポイントダウンです。
高崎の方が人気、というわけではなくたまたまこの数字になったところと、もともと高崎の方が人口が多く、学力層も高いため、こういった結果が出ているだけだと思っています。
高崎女子も多少行きやすいかもしれませんが、おおむねは変わりません。
どこの高校も偏差値65以上がボーダーです。力をつけて頑張りましょう( ｀ー´)ノ
準トップ校(前橋南、高崎北、高経附、桐生)
前橋南→1.36倍 去年度：1.37倍
高崎北→1.42倍 去年度：1.43倍
高経附→1.84倍 去年度：1.76倍
桐生→1.38倍 去年度：1.48倍
去年と同程度の推移で若干、桐生が低いくらいです。ただ、ここのランク帯は私立高校に志望校を変更する生徒が多いゾーンではあるため、変動します。実際去年の１２月も0.2倍程度下がっています。一喜一憂せず、１２月の倍率をしっかり見て自分の学力で合否ボーダーに届いているか、をしっかり見る必要があります。
ボーダーは以下です。
前橋南→58 高崎北→59 高経附→64 桐生→62
去年度より経附は若干ボーダーは上がるかもです。学力をしっかりつけておきましょう( ｀ー´)ノ
中堅進学校、商業、工業(高崎東、伊勢崎、伊勢崎清明、前橋商業、前橋工業、高崎商業、高崎工業)
前橋工業(機械) 倍率：2.05倍 去年度：1.98倍
前橋工業(建築) 倍率：1.43倍 去年度：1.50倍
前橋商業 倍率：1.33倍 去年度：1.55倍
高崎東 倍率：1.42倍 去年度：1.24倍
高崎工業(機械) 倍率：2.28倍 去年度：1.83倍
高崎工業(情報技術) 倍率：1.98倍 去年度：2.28倍
高崎工業(建築) 倍率：1.80倍 去年度：1.13倍
高崎商業 倍率：1.33倍 去年度：1.16倍
伊勢崎 倍率：1.29倍 去年度：1.20倍
伊勢崎清明 倍率：1.46倍 去年度：1.43倍
倍率の高い学科、商業、中堅の普通科高校を並べました。ランク帯で言うと偏差値50前後を中心としたランク帯です。
高商が前年度より倍率が上がりました。これは今まで低かったためにおこる各年現象(前年度倍率が低い時翌年度の倍率が高くなる、といったように倍率が波のように変化する現象)だと思われます。工業と商業がこれが比較的起こりやすく、高工でも情報技術科で倍率が下がり、機械科は上がっています。これも同様の現象だと思われます。
これにより、合否ボーダーに多少変動が出ます。
普通科は高東が上がっています。高東は、農２の合否ボーダーが上がったことに伴い、偏差値50前後の生徒が多く受験して学力の底上げがされ、制服が変わったこともありボーダーが上がっています。以前のように偏差値５０弱では受からないレベルにきています。前と同じだと思わないようにしていきましょう( ｀ー´)ノ
ただ、今年は農２の推薦入試の合否ボーダーが下がり、ほかの私立高校に志望校変更も出てくることが予想されるため、高東はじめ、倍率の変動は準トップと同様、まあまあ出てくると思います。１２月までしっかり変動を見て、合格に届く学力を身につけていきましょう( ｀ー´)ノ
以下、予測合否ボーダーです
前橋工業→48～50 前橋商業→50 高東→50 高工(機械、情報技術)→54～55 高工(建築)→52～53 高崎商業→50 伊勢崎→55 伊勢崎清明→49
