皆さん、こんにちは!
高崎市新町に近い玉村町にある個別指導学習塾桜花ゼミの櫻井です。
先日、12月時点での群馬県公立高校入試、第2回進路希望調査結果が出ました。
前回から倍率の変動がまた、大きくなりました。かなり動きがあるように見えますので、その分析を書いていきます。
※群馬県学習塾歴10年の塾長の個人的見解になりますので、ご参考程度にご理解をお願いします<(_ _)>
↓前回倍率分析↓
第1回進路希望調査結果ブログ
↓参考資料↓(群馬県HPより)
群馬県公立高校入試第2回進路希望調査結果
全体概要
詳細は上記、前回ブログに記載していますが、第1回のときは普通科公立高校の倍率が軒並み高い倍率で推移していて、私立高校を第1志望に据えている生徒が少ないのでは?というところで、偏差値50近辺(高崎東等)から準トップ校までの上位高校のボーダー偏差値が上がる予想を立てていました。ところが、そういった高校の倍率が軒並み大きく下がっています。さらにいうと工業高校まで下がっている状況です。
これは、私立高校の単願推薦に切り替えた生徒が多く出た点、またスポーツでも私立高校進学を決めた生徒も一定数いるところが理由として考えられます。
ここまでの倍率変動は例年、そこまで見られません。ただこれで平年並みやや緩いくらいにはなったので、そこまでボーダーは上がらないでしょう。ただし、この結果から変わらなかった高校は逆に意志が固い生徒が多く、逆にボーダーが上がる、とも読み取れます。
自身が考えている志望校をしっかり見ていきましょう。
トップ校(前橋、前橋女子、高崎、高崎女子)
前橋→去年倍率1.16倍 今年倍率→1.31倍(10月) 最新倍率→1.25倍
前橋女子→去年倍率1.16倍 今年倍率→1.13倍(10月) 最新倍率→1.13倍
高崎→去年倍率1.18倍 今年倍率→1.30倍(10月) 最新倍率→1.26倍
高崎女子→去年倍率1.33倍 今年倍率→1.24倍(10月) 最新倍率→1.13倍
トップ校のゾーンが最も変動が少なかったです。概ね、例年通りとみていいでしょう。
合否ボーダー例年通り、偏差値65以上だと思われます。頑張りましょう!
準トップ校(前南、高崎北、高経附、桐生)
前橋南→去年倍率1.34倍 今年倍率→1.37倍(10月) 最新倍率→1.08倍(-0.29)
高崎北→去年倍率1.39倍 今年倍率→1.43倍(10月) 最新倍率→1.13倍(-0.30)
高経附→去年倍率1.58倍 今年倍率→1.88倍(10月) 最新倍率→1.34倍(-0.54)
桐生→去年倍率1.39倍 今年倍率→1.48倍(10月) 最新倍率→1.44倍(-0.04)
上記のように、ここまで変動した状況はあまり例年にありません。学校か、塾かは分かりませんが、面談などでかなり志望校変更の促しがあったと思われます。追記しますが、伊勢崎や高崎東、商業、工業等も当時高い倍率で公立で志望校を下げられないこともあったため、より私立高校への促しがあったように思います。ただ、例年より若干低めになったので大きくボーダーは下がりませんが、例年並みかやや低めくらいにはなるでしょう。逆に桐生はほぼ倍率が変わりません。かなり意志が固い生徒が希望しているところが見れるため、ボーダーは逆に高めになるでしょう。
もちろん、桐生方面で私立流動の動きがあまりなかった、ともいえますが桐生は前橋からも一定数通います。
前橋育英なども選択肢に上がる中で、と考えるとやはり条件は厳しいままでしょう。
上記踏まえたボーダーは高経附63以上、高崎北→60以上、桐生→63以上、前橋南→57以上と予想します!
中堅校、各商業、各工業(高崎東、伊勢崎、伊勢崎清明)
前橋商業→去年倍率1.08倍 今年倍率→1.55倍(10月) 最新倍率→1.31倍
前橋工業(機械)→去年倍率1.28倍 今年倍率→1.98倍(10月) 最新倍率→1.18倍
前橋工業(建築)→去年倍率1.20倍 今年倍率→1.50倍(10月) 最新倍率→1.25倍
高崎商業→去年倍率0.81倍 今年倍率→1.16倍(10月) 最新倍率→1.20倍
高崎工業(機械)→去年倍率1.03倍 今年倍率→1.83倍(10月) 最新倍率→1.28倍
高崎工業(情報技術)→去年倍率1.75倍 今年倍率→2.28倍(10月) 最新倍率→1.60倍
高崎工業(建築)→去年倍率1.55倍 今年倍率→1.13倍(10月) 最新倍率→1.40倍
高崎東→去年倍率1.20倍 今年倍率→1.24倍(10月) 最新倍率→1.00倍
伊勢崎→去年倍率1.01倍 今年倍率→1.20倍(10月) 最新倍率→1.16倍
伊勢崎清明→去年倍率1.45倍 今年倍率→1.43倍(10月) 最新倍率→1.23倍
中堅ランクも数値がだいぶ変動しています。ただ、例年より商業高校は高いので去年よりは合否ボーダーが上がるでしょう。
前橋工業も比較的落ち着いて記載していない学科は割れているので、第2志望学科まで含めればそこまできつくはなりません。建築だけはそこまで下がっていないので若干ボーダーは高めです。
高崎工業は落ち着きはしましたが、それでもどの学科も高く、土木、工業化学含め1.2倍ある推移なので、第2志望学科を含めても合否ボーダーは軒並み高いと予想されます。高崎工業を第1志望で考えている生徒は、余裕をもった学力で受験をする必要があります。
高崎東、伊勢崎清明も結構下がりました。ボーダーは例年並みやや低めになると思います。伊勢崎はそこまで変わっていませんが、去年はここから急に跳ね上がりました。それを踏まえ、少し高めの合否ボーダー予想で考えておいた方がいいと思います。
以上を踏まえた合否ボーダーは、高崎工業(情報技術)→偏差値55以上、伊勢崎→偏差値54以上、高崎工業(機械)(建築)→偏差値52以上、前商、高商、高東→偏差値50以上、前工(建築)、伊勢崎清明→偏差値48以上、前工(機械)→偏差値46以上です。
あと数か月、体調に気をつけて受験、乗り越えていきましょう( `ー´)ノ